ボクは捨てられたネコ。
兄弟たちも側にいたのに…いつの間にか…
一人ぼっちになっていた。
でも優しいお姉さんからエサはもらっていた。
毎日は来ないから…ひもじい思いは、たくさんした。
たまに来てくれるお姉さんは優しいのに…
どうして他の人間たちは、石を投げたりするんだろう?
ボク、あんまり可愛くないのかな?
あれ?いつものお姉さんだ。
今日はだっこして?ねぇどこへ行くの?
お姉さんのお家なんだ。
ネコさん…たくさん…ボク…いてもイイの?
ここは、先輩ネコさんがいて、いじわるされる。
お姉さんもお食事させるだけで…。
かまってくれないの?
ここしか居場所ないんだよね?
名前というのを付けられた。
『吐露』……?
ボク、ここの子になったのかな?
1年数か月のち…。
やっぱり…ご飯しかくれないんだね。
だっこして欲しいのになぁー
遊んでもくれないし…。
えっ?また、どこか行くの?
ボク、病気じゃないよ!お医者さんイヤ!
あれ?違う女の人?誰?
今夜は病院にお泊りなの?
どうして連れて帰ってくれないの?お姉さん!
………夜が明けて……
あぁお姉さん!早く帰ろうよ!
あっ違うカゴだよ、ねぇボクどこかに行くの?
あの時の女の人の家だ。
ここもネコさん、いるね?においで分かる。
みんな女の人をお母さんって呼んでる。
でもさ、二人とも兄弟じゃないよね。どうしてなの?
前のトコで、いじめられてたから、ここでも?
あんまり近くに来ないんだ。
あっお母さん?ボクにご飯くれるの?
あぁなでてくれるんだ。気持ちイイなぁ。
なんか、ここは居心地よさそう。
えっ?ボク、吐露って呼ばれてたんだよ。
とーま?それボクなの?とーま、とーま…
人間の漢字というので書くと『杜羽麻』?
またお母さんだ。なでてくれる。ゴロゴロ…。
ここにいてもイイんだよね?
ボク、また名前もらったんだよね?
そうですよ。あなたは杜羽麻。
アタシは杜羽麻のお母さんになったのよ。
いつまでも我が家にゃんことして暮らしましょう。

このように目つきが怖かった杜羽麻クン。

こんなに可愛くなっちゃって。嬉しいわよ。