いや私の場合、ここ数年、
なんか雑誌から依頼来てますよっつったら、
「これからブレイクしそうなグラビア・アイドルを何人か選んでください!」
(とりあえず『アイドル好き』っていう大雑把な認識からか?
あのボク、グラビアは全然専門じゃないんですけど……まぁやるか)とか、
「今年印象に残ったCM美女について大いに語ってください!」
(二年連続で参加した『タイトル』の企画ですね……『キラキラ』効果?)とか、
「“お笑い芸人に学ぶコミュニケーション・テクニック”という企画なんですが……」
(芸人のこともそんなテクのことも知らないよ! これはさすがに無理)とか、
基本そういうのばっかりですからね。
そこへ行くと今回は
これ以上ヒップホップ・プロパーな媒体もないだろうっていう、
『THE SOURCE』日本版!

(フリーペーパー形式にしても、なかなか頑張ってると思います!
例えばこの号に載ってる
『THE SOURCE JAPANに日本語ラップCDのレイティングは必要か?』
って記事とか、こんな議論から始めなきゃならないってとこにまず、
実はヒップホップに限らず日本の音楽ジャーナリズムというものの
どうしようもない土壌の貧しさが現れてるとは思うけど、
メディアとしてこうして問題意識を打ち出してるだけでも
そのなかでは立派な方という……
まぁ、それとは別に、オリジナルの『THE SOURCE』誌が
例のマイク数評価を浸透させた頃のシーンと比較すると、
基準となるべき“ヒップホップという理念”自体が
今やすっかり変質・拡散している、という問題もあるわけですが)

私は、
ワーナーから出た相当“わかってらっしゃる”コンピ、
その名もズバリ『Hip Hop Classics』の選曲を中心に、
自分が超ハーコーなライターとしてもブイブイ言わせてた
90年代初頭のヒップホップについて1ページぶん語ってまーす。
写真のポーズもいつもより三割増しくらいでそれ風にしてみましたYO!
(宇多丸)




