RHYMESTER BLOG

角川春樹が大野雄二に指示して出来たのが、
『犬神家の一族』の『愛のバラード』……な、はずですよッ!(立ち上がる)」
(追記:なるほどメロディ的に酷似してるのは『シャレード』なんだけど……)
みたいなところまでは、さすがに誌面には反映させられないだろうが。
とにかく大いに盛り上がりましたよ!

FLOWコウシくんの『CDでーた』連載、
『KOHSHI園』にゲストとしてお邪魔してきました。
珍しく結構イイ話もしちゃったよ(先輩ヅラして)……
これもやはり『メイドインジャパン』効果というものか。

それにしてもその『犬神家の一族』、
/rhymester/blog/2006-12-19
リメイク版の公開に合わせて、
先日改めてオリジナルのレストア版DVDが発売されたわけですが、

100分の映像特典含め、ちょっと露骨なほどに、
「角川春樹」という存在を出来るだけ意識させまいとしているような
(再生するといきなり本編が始まっちゃうのも、
例の不死鳥マークがカットされたから?)。
ハルヒ超監督版、じゃなかったハルキ監督版(しつこい)『時かけ』DVD
/rhymester/blog/2006-08-12
とは本当に対照的な作りだなぁ……しかし全く、
そこに横たわるどうにもならない「大人の事情」は理解出来なくもないけど、
「角川映画第一回作品」という
日本映画史的にも巨大なターニングポイントの記録が、
こうして少しずつ歪められてゆくのって、
やっぱりとても良くないことなんじゃないか。
冒頭に記したような「若き角川春樹の戦略」抜きに
この作品の成功を語り得ないのは無論明らかなわけで……
ちなみに封入の縮刷版復刻パンフレット

には、もちろん隠蔽しようもないほど

そこらじゅうに

「角川映画」の刻印が。

最後のページにはこんな広告も。
「写真はレコーディング中の大野雄二を訪ねた石坂浩二」
だそうです。
ともあれこうしてサントラも売りにするっていうこと自体が
それまでの邦画界には無かった、
「洋画的な」ビジネス発想だったわけですね。
いずれ、
角川春樹版『くたばれ!ハリウッド』(04年)みたいのが観てみたい!
久しぶりに氏の「我が闘争』(ってホント、どういうタイトルだよ!)を
読み返してみたくもなったので、“遺跡”を探索してみることにしよう。

(宇多丸)

2006-12-23 09:09  この記事だけ表示