私はいま、素敵な人達と仕事をしている。
いつもそのことに感謝している。
ここ数年、インタビューなどでよく「人に期待しない」と言う。
だって、勝手に期待したら失礼だから。
期待は、しらずしらず、無意識にしてしまっていたりする。
だから心の表面あたりで、意識的に期待しないことにしている。
期待はたぶん、こちらの一方的な「常識」とか「理想」の上に咲く。
そして、それに沿わない局面に出会うと
「あり得ない!」
とか、言ってしまったりするのだ。
あり得ない、って、私もよく冗談めいて言うけれど、勝手な言葉だ。
人に期待をしない代わりに、観察して、理解したいと思っている。
じーっと理解しようとすれば、その人の「常識」や「理想」も見えてきたりする。
発言や行動の背景が見えてくる。
はず。
本気で「あり得ない!」を心のなかで連発していた何年か前の私だったら、
いまのような素敵な仕事場もなかったかもしれない。
でも分からないこともある。
理解ができても少しも嬉しくない言葉や行動に出会ったとき、どうしたらいいんだろう。
ちょっと虚しい話をしてしまったが。
それはさておきつつ、明日は曲順ミーティング!
川口氏と奥田氏と、こないだが最後と思っていた川口宅での作業、再び。
久々でもないのに、なんだかなつかしい感じで楽しみなのでR。
これからジャケットの撮影に行ってきます。
早起きはつらい(っても常識的にはそんなに早くない)けど、こういう空が見られるのは嬉しい。
これから録音最後のスタジオに行ってきます。
夏から始まったこのレコーディング。
いつの間にか、東京もすっかり冬である。
写真は昨日、川口家で夜食に出していただいたカキフライ!
散々お邪魔した川口家での作業も昨日が最後、ちょっとさみしい。
ところで川口さんのお宅は最近、カキフライの新しい食べ方を発見したそう。
どんなものかは
「まだ秘密にして!!」
とのことだが、これがびっくりするぐらい美味しかった。
びっくりした。
ラーメンに梅干し落っこちた〜
ら、うまかった〜
みたいなインスタントラーメンのCMが昔あったが、
そんな感じの身近な食材同士のマッチング。
言えないのが残念である。
うーん、言いたい…
仕事帰りに、前から気になっていた靴を購入した。
ブルーのコーデュロイのフラットシューズと、同じデザインの金ラメのシューズの2足。
アッパーなヒールが並ぶなか、上履きのようなチマッとなつかしい可愛さが目立っていた。
色はビビッド。
甲のゴムの三角形が無骨でたまらない。
この靴、私ははじめて知ったのだが、TOMS SHOESというところのもので、
NIKEなどのスニーカーのデザイナーがアルゼンチンの靴をモデルに作っているそう。
履くととても軽い。
ソールは意外とクッション性があって歩きやすいし、
内側で若干スロープになっているため脚のラインもきれいにみえる。
ちょっといい話が、この靴、1足購入するごとに、
アルゼンチンをはじめ世界各国の裸足の子供達に1足贈られるのだという。
売上金の何パーが、というシステムにはよく出会うが、同じ分だけそのまま、とは。
確かにチープな作りではあるが、それでも1足7000円代。
ともかく物資として寄附されるというのがいい。
ということで、私は今日世界のどこかの子供とお揃いで4足の靴を買ったことになるわけだ。
ちょっと不思議。なんか嬉しい。
物欲がこんな気分に昇華されるなんて…。
レコーディングも残すところあと一日。
しかし、その一日にやるべきこと怒涛のごとし。
最後の最後まで…
大学4年のとき、残っていた単位が60単位(2単位超過申請して)だったことを思い出す
もしくは夏休み最後の日の宿題の嵐を…
ゲストで歌ったり作詞をしたり、録音に関わった作品が三枚、
この二日でドドッとリリースされた。
まずは昨日(18日)発売、南波志帆ちゃんの『はじめまして、私。』。
南波さんは齢15歳の女の子、現役中学生である。
元Cymbalsの矢野さんがアルバムのプロデュースをしていて、
私はアルバムタイトルにもなった「はじめまして、私。」という曲の作詞をしている。
15歳の女の子。
想像すると、思わず異星人のように遠い存在に感じてしまう。
でも自分の中学の頃のことをちゃんと思い出してみると、紛れもない地球人だったし、
いまとあまり変わらない気さえする。
というか人はそんなに変われない。
ということで、まだ見ぬ南波さんの声を何度も聴いて、
そこからまず年齢以前の人物像を想像して書いていった。
可愛くて、気取らなくて、はかない声。
そこに自分の15歳の頃の心象風景の記憶を反映させてみたりして。
レコーディングのときに実際お会いしたが、声の通りで
可愛くてませていなくてはかない雰囲気の女の子だった。
でも中学女子らしい、底はかとないパワーも感じた。
(跳び箱とかとびそうな)
作家陣は矢野さんらしく、おもしろい顔ぶれ。
ミュージシャン寄りのサウンドに女学生のピュアな声、おもしろいアルバムなので是非とも聴いてみてくださいませ。
そして、今日(19日)は真心ブラザーズとTAKU & GOROの新譜がリリースされた。
真心のほうは12枚目のアルバム、その名も『俺たちは真心だ!』。
私は「M.C.SAKUの今夜はラップでパーティー」と「傷だらけの真心」の2曲にコーラスで参加させてもらっている。
M.C.SAKU……なんだか不穏な響き…
レコーディング前に届いた資料をみて、戸惑った。
そして音源を聴いてみてビックリっていうかヤッパリ、桜井さんが堂々ラップしている。
しかも、すごくラップ。
今回のアルバムはこのほかにもテクノやメタルやアカペラ(なんていうんだろう、声の多重録音、ビョークのメダラみたいな…)など、
曲ごとにまさかのテイストが散りばめられている。
真心がラップ、真心がメタル、まるで会議中の冗談から生まれたような話だけど、
どれも意表をつくほど本当に素晴らしくて、しかもどれも真っ当に真心ブラザーズで、いやあ、驚き。
そして相変わらず歌詞もすごいのである。
こんな大人になりたい。気がする。
そして、TAKU & GORO。
こちらは木村拓哉と稲垣吾郎のユニットではなくて、
リトル・クリーチャーズの青柳拓治氏と、
『Summerin'』では「La Isla Bonita」のアレンジをしてくれた、
ギタリストの伊藤ゴロー氏のふたりのアルバムである。
タイトルは『RADIO INDIGO』。
ジャズとポップスの中間みたいなサウンドのなか、青柳さんがやさしい声で歌う。
まるでチェット・ベイカーみたい。
私は3曲目の「THE WAY YOU LOOK TONIGHT」をデュエットさせてもらっているのだが、
マイクがそれこそチェット・ベイカーの『SINGS』のジャケに写っているような古いものらしく、
当時のレコードのようなあたたかい声になった。
いまの作品ではなかなか聴けないような声である。
じつはこれ去年の2月にレコーディングされたもので、リリースをずっと楽しみに待っていたもの。
「HAVANA MOON」もかっこいいのでぜひ聴いてみて!
写真は真心のレコーディングにて。
いとうせいこうさんの「イェー」というコールに「イェー」というレスポンスを、
三人並んで録音しました。
手前がM.C. SAKU。
レコーディング作業も七割強、完成までもう少し。
今日は、ひとまず出来ている曲だけをマスタリング(レコーディングの行程の一番最後)
してもらいに行った。
ひとまずとはいえ、並べてみた感じが思った以上に良くて、心が軽くなる。
髪も昨日ズサッと切って、軽くなった。おかっぱ。
ついでに言動も軽くなりそうだったので、それは気をつけた。
ポイされないように…
いいアルバム、出来つつある!
(道端で軽くなる私。うしろに写るどなたかのご邸宅に何かあってはいけないので、プライバシーを保護)
いま、怖い夢を見た。
いまというか、一時間前に見たのだが、まだ少し怖い。
暗ーくて深ーくて、井戸みたいな夢…
起きたら肩がガッチガチだった。膝も痛い。
寝ていただけなのに、工事現場でバイトしてきたかのような疲労感。
してきたのかな。
とにかく納得がいかず、ハッピーエンドにしようと何度か寝直してみたが、
いずれもやはり怖い夢になる。
自分で自分に敗北した感じだ。
なんかもっと楽しいやつを見させて欲しい。
昨日とかよかったよ?あんな路線でいこうぞ!
と、日記なんかで報告して、とりあえず現実に戻ろうとしてみた。
さて現実は楽しいのだ。
まず、もの凄く素敵な曲が完成した。
川口君の曲で、田中義人さんがアレンジを手伝ってくれたのだが、ふたりとも素晴らしい。
そして、今夜もTD。
先日のデュエット曲である。
そうそう、あの絵で相手が誰か、分かりましたか?
キリンジの堀込泰行氏でしたー
こちらの作曲は奥田さん。
不敵で素敵で、仕上がりが本当に楽しみな曲。
さあ、これから。
二度寝しようかしまいか。
うーむ、迷う…
11月を迎え、レコーディングも佳境の佳境。
今日はスタジオにボーカリストのお客様がいらっしゃった。
珍しくデュエットである。
声を出してもらった一瞬、一気に透明度が上がる。
イイゾ!
風邪終了〜
早いうちにいろいろ対策したのがよかった。
ドリスタンとか、葛根湯とか、参鶏湯とか、プリンとか、コンビニで見つけた「もっちりロールケーキ」とか、ショートケーキとか、ステーキとか…
我ながらよくもまあ詰め込んだ。
食べないほうが治りが速いと聞いたことがあるけれど、いかに。
下は一ヶ月前、54-71からなんの説明もなく送られてきた、ライブ前の集合写真。
全員が赤いVネック、これはもしや…?
後日聞くと、リーダー(右端)がライブハウスの近くのUNIQLOで
私がCMで着ていたものと同じ赤のメリノウールを見つけたため、皆に買って配ったらしい。
誰が欲しがったわけでもないらしい。
このままライブをしたわけでもないらしい。
ただこの写メールを作成しただけらしい。
お金をかけたサプライズ?
それとも、遠い田舎の両親が、地元のレコード店で息子のCDを買い占める…的な話がよくあるが、
そんな感じ?
なのか?









